トリドールグループは、特にお持ち帰り用の容器包装やカトラリーなどにおいて、プラスチックを使用しています。プラスチックは、軽く、また耐久性に優れ、生活を便利にするという利点がありますが、石油などの限りある資源によって作られており、使用量を削減し、循環型社会の実現を目指す必要があります。
そのためプラスチック使用量削減を目指す目標を掲げ、さまざまな取り組みを進めています。
トリドールグループは、テイクアウトにおけるプラスチックの使用量(原単位)を、2021年度を基準として25%削減することを目標としています。
■2030年度目標
・テイクアウトにおけるプラスチック使用量(原単位)を基準年より25%削減
■想定使用量(原単位)
・2030年使用量:38 (㎏/百万円)
・基準年(2021年度)使用量:51.4(㎏/百万円)
※対象範囲:丸亀製麺、トリドールジャパン、KONA'S、肉のヤマ牛
※対象品目:当社グループに関わる特定プラスチック使用製品(フォーク・スプーン・ストロー)のみならず、容器包装リサイクル法に準ずるテイクアウト関連のワンウェイプラスチックも含む(テイクアウト容器等)
※原単位換算における売上:テイクアウト売上
トリドールでは、お客さまに店内でご利用頂く器やカトラリーは、使い捨てではない、繰り返し使用可能な食器類を使用しています。
例えば、丸亀製麺では本場讃岐の風情を、コナズ珈琲ではハワイの華やかさを感じて頂けるように、またお子さまにもお使いいただきやすいようにと食器一つにも想いを込めて選択した器でお食事をご提供しています。
また、箸に関しても再生可能資源である木材のものを使用しています。
この他、丸亀製麺の桶は、一部エリアにおいて特例子会社であるトリドールD&Iにて修繕・メンテナンスするなど、限りある資源を大切に使用しています。
トリドールはグループ全体で、テイクアウトや宅配用のスプーン・フォーク・ナイフといったカトラリー類に関し、バイオプラスチックを含むものに切り替え、また種類を絞るなど無駄を省くことで、年間約 3.2トンのプラスチック使用量の削減を推定しています。
■カトラリー切り替えスケジュール 【完了】
・スプーン 2022 年 2 月中旬~8 月下旬
・フォーク 2022 年 3 月上旬~7 月下旬
・ストロー 2022 年 3 月中旬~7 月下旬
・ナイフ 2022 年 6 月~9 月
※レジ袋においても、2021年よりバイオプラスチック配合型のものに切り替えを行っています。
■各ブランドでのプラスチック使用量削減の取り組み
丸亀製麺では天ぷらテイク用袋において、2023年11月よりビニール窓のものの使用の廃止を順次進めています。2024年9月には全てのエリアでの発注を廃止し、その後各店舗での在庫がなくなり次第、窓なしタイプの紙袋でのご提供となります。
この他、コナズ珈琲では紙のテイクアウトボックスにてお持ち帰り商品のご用意をしています。
※コナズ珈琲では紙のテイクアウトボックスを使用していますが、写真の「ハワイアンテイクアウトボックス」は2024年6月12日以降全店舗で展開しています。
■お客様へのご協力のお願い
丸亀製麺では全店舗で、お持ち帰りのお客さまに対して、カトラリーやおしぼりの適正お持ち帰りの呼びかけポップを掲出しています。このポップで、お客さまにもご協力いただきながら、プラスチック使用量の削減に向けて取り組んでいます。
■海洋プラスチック問題への対応
トリドールでは2023年11月、丸亀市の離島・讃岐広島にて海洋プラスチックを含む海洋ごみを回収する清掃活動を実施しました。人の立ち入りが難しい海岸へ特殊船にて出航し、合計約130名で約1トンの海洋ごみを回収しました。
>瀬戸内海の環境活動 「KANDOクリーン大作戦」
■株主さま向け封筒のプラスチック窓の廃止
本社側での取り組みとして、株主さま向けの封筒におけるプラスチック窓を廃止し、紙素材(グラシン紙)の封筒の使用を2023年度より開始しました。これによりプラスチック使用量の削減のみならず、株主の皆さまの封筒廃棄時の分別もしやすくなりました。