トリドールグループは、限りある資源を枯渇させない循環型社会の実現を目指すとともに、再生可能資源の積極的な使用にも取り組んでいます。そのため環境経営目標として、食品廃棄物排出量や食品リサイクル率、水使用量の削減の目標数値を設定し、重点的に活動を進めています。
トリドールグループでは、2013年度を基準年とし、目標年度である2028年度からバックキャスティングで毎年の目標数値を掲げ、廃棄物量削減に取り組んでいます。
2015 年度 | 2016 年度 | 2017 年度 | 2018 年度 | 2019 年度 | 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 | 2023 年度 | 2024 年度 | |
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食品 廃棄物(t) | 22,028 | 23,524 | 24,836 | 28,388 | 20,938 | 19,852 | 19,026 | 17,134 | 19,320 | 24,402 |
食品廃棄物 原単位(㎏/百万円) | 246.6 | 250.6 | 244.9 | 270.8 | 250.0 | 258.5 | 231.8 | 190 | 186 | 165 |
再生利用等 実施率(%) | 23.4 | 20.5 | 17.5 | 13.3 | 14.2 | 14.7 | 14.9 | 16.1 | 16.5 | 36.5 |
トリドールグループは、廃棄物や食品ロスの削減のため、日々業務の中で工夫を行っています。
例えば、丸亀製麺では、手づくり・できたての商品を提供するため、お客さまの来店状況に応じた調理や仕込みを各店舗で行い、合わせて食品ロスの削減にもつなげています。さらに本活動を進め、各店舗のお客さま来店状況をデジタルデータとして蓄積・分析。うどんの茹でるタイミングをデジタル予測によってより正確に行うことで、麺の過剰準備の回避に取り組んでいます。この茹で麺ロス削減の取り組みは、丸亀製麺全店舗に導入してます。

トリドールグループは、愛知県を中心とした外食事業者5社との共同事業として、店舗から発生する食品残さの回収・飼料化(エコフィード化)を進めています。そのエコフィードで育った鶏の鶏卵を調達することで、循環型の食品リサイクルループを実現しています。
さらに、2022年2月から、株式会社松屋フーズホールディングスと協働し、東京・埼玉・群馬の23店舗で廃棄麺やおむすび等の陳列廃棄を回収し、豚の飼料化にする取り組みを開始。今後も対象店舗数を増やし、廃棄されてしまう食品の有効活用に努めていきます。

丸亀製麺では、環境負荷の低減と循環型社会の実現に向けた取り組みの一環として一部の店舗にて、1日約30kgの生ごみを処理できる、微生物分解型の処理機を導入しています。
生ごみを店舗内で減量化することで、廃棄物運搬や焼却に伴うCO₂排出の削減にもつながります。また生ごみによる悪臭や害虫発生リスクが抑えられ、店舗の衛生環境向上にも寄与しており、店舗から排出される生ごみ削減の手段の一つとして、導入拡大を検討しています。

トリドールグループでは、天ぷらの揚げカスから油を効率的に回収できる、天かす絞り機を約500店舗で導入しています。
揚げカスを廃棄する前に脱油処理を行うことで、油の再利用が可能となり、廃棄物量の削減にもつながっています。この取り組みにより、揚げカスの約45%にあたる油を回収し、再利用することで、資源循環の有効活用だけではなく、廃棄コスト削減などの高い経済性も期待できます。

トリドールグループは、国内の店舗から排出される廃油の99%以上をリサイクルしており、そのリサイクル先は多くが持続可能な航空燃料であるSAFになっています。
また、丸亀製麺では調理に伴う資源の無駄を最小限に抑えるため、フライヤー専用油ろ過機を全店舗に導入しています。油を定期的にろ過し品質を維持することで、交換頻度を大幅に延ばすことができ、その結果として廃食用油の発生量を削減することに成功しました。この取り組みにより、資源の有効活用や廃棄物削減を通じて環境負荷の低減に寄与するとともに、持続可能な店舗運営の実現にもつながっています。

トリドールグループでは、障がい者雇用促進のための特例子会社として株式会社トリドールD&Iを設立しており、丸亀製麺で使用するうどん用桶の修理を行っています。
丸亀製麺桶工房では、店舗で経年劣化や破損した釜揚げうどんの桶を一つひとつ手作業で修理し、リユースしています。

丸亀製麺では2025年3月より、持続可能な家具やインテリアの製造メーカーであるChopValue Manufacturing Japan株式会社と協働し、川崎市内の5店舗にてアップサイクルのための割り箸の回収を開始しました。
MARUGAME UDONカナダ1号店であるバンクーバーのDunsmuir(ダムスミューア)店では、日本よりも先の2024年度よりChopValueとの協働で割り箸を店舗にて回収しており、アップサイクルした木材の一部を店舗内の看板として展示しています。2024年3月から2025年3月までで合計287,077本の箸を回収し、今後も継続して取り組んでいきます。

トリドールホールディングスでは、①環境への配慮、②業務の効率化、③情報漏えいリスクの軽減を目的としたペーパーレス化を推進すべく、2018年に「ペーパーレスプロジェクト」を開始しました。
資料等を紙に出力せずとも仕事ができる環境の整備や、従業員に問いかけマインドチェンジを促すことにより、紙の使用量削減に取り組みました。プロジェクト発足時の2018年度(基準年)から2022年度には年間の出力枚数が半分以下となり、測定は終了していますが、ペーパーレスの職場環境は継続しています。
また、2023年度には株主優待券を電子化しペーパーレスを進めるとともに、100円単位から10円単位での利用を可能にするなど利便性向上に努めました。この株主優待券の電子化により、年間で約11.7トンの紙使用量の削減につなげました。
トリドールグループは、調理の過程などで多くの水資源を利用しており、調理設備の開発や従業員への教育などによって、持続可能な水資源の利用に取り組んでいます。
例えば、厨房内の各水栓の用途に合わせ様々な節水器具を取り付けることで、設備としての機能向上とともに水使用量削減にもつなげています。また、ショッピングセンターに入っている一部店舗では、うどんを冷やす冷却水をつくるチラー(冷却水循環装置)からの排水を、洗い場の予洗い工程に再利用しています。細かな取り組みの積み重ねにより、水使用量に関し環境経営目標を達成しており、今後も活動を継続していきます。
国内トリドールグループにおいては「下水道法」や「水質汚濁防止法」や地域の条例を遵守し、店舗の状況に応じて水分と油分を分離するグリストラップを導入し、下水に油分等が流出しないように適宜対処を行っています 。2024年度には重大な環境汚染事例はありませんでしたが、 今後とも法令を遵守し、地域社会と連携しながら環境の保護を推進して参ります。
トリドールグループでは、水資源の保全を重要なテーマと位置付け、節水機能を備えた機器の開発や順次切り替えを進めています。また、これらの機器を適切に扱うためには従業員の理解と日々の意識が不可欠であると考え、店舗運営における水の使い方や設備の正しい取り扱いに関する教育を継続的に実施しています。今後も、設備面・運用面の両面から水使用量の適正化に努め、持続可能な店舗運営に取り組んでまいります。
[本ページ更新日:2026/01/30] 数値は2024年度のものですが、取り組みの一部は2025年度の情報が含まれています。